気づかないと逃げていく顧客。その対策とは?

【目次】

 気づかないと逃げていく顧客。その対策とは?
  ~ 区別化戦略による売上向上の方法 ~

  ■ 気づかないと逃げていく顧客。

  ■ 顧客データが散在してませんか?

  ■ 顧客データベースでは、属性も整理する。

  ■ 優良客を明確化し、区別化戦略をとる。

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  今日は、「顧客の区別化戦略」についての内容です。


  ネットビジネスでは、データベースは重要です。
  これまでのメルマガの内容でもご紹介してきました。

  その中でも、より重要なのが顧客データです。


  売上向上には、まず顧客データを整備することが重要です。

  そして、顧客の動向、趣向を的確に把握します。

  この情報を活用し、顧客を的確にナビゲートしていく
  仕組み作りをします。

  顧客は、的確なナビゲートがないと、気づかない内に
  他店へ逃げて行ってしまいます。

  ■ 気づかないと逃げていく顧客。


  顧客は「あのショップではもう買わない」と決めると
  何も言わないで、利用しなくなるのがほとんどです。

  中にはクレームを言う人もいますが、ほとんど黙って
  去っていきます・・・。

  また他店からの誘惑もあります。

  それらに気づかないと、今後の運営にいい事はあまり
  ありません。

  特に、売上に貢献して頂いてる上客の流出には。

  そこで今回は、顧客の動向を把握し、売上向上に
  つなげる方法についてふれてみたいと思います。

  ■ 顧客データが散在してませんか?

  まずは、顧客データが整備されている必要があります。

  購入履歴の一元管理、自店の上客層の上位は常に把握して
  おきたいところです。

  モールや、独自ドメインなどを複数運営している場合は
  それぞれの上客層を把握してもいいと思います。

  モールの規約にそってそれぞれにアプローチしていく
  こともできます。

  更に、その上客はなぜ、自店で購入してくれているかを
  明確にすると、自店の優れている点も見えてきます。

  その内容をベースに、広告やマーケティング活動に
  応用展開できます。

  理想を言えば、購入履歴とWEB参照ログが連携でき、
  問合せ内容も連携できれば、より精度の高い情報が
  構築できます。

  その情報を元に今後の運営を決めるなど、運営判断材料と
  しての情報資産の価値がアップします。

  ■ 顧客データベースでは、属性も整理する。

  コンビニの顧客戦略は有名です。

  レジのPOSシステムでは、購入者の属性を毎回
  登録される様です。

  性別、年齢層など。

  その属性を購入商品を関連づけて、全体のマーケティング
  戦略に利用しています。

  ネットビジネスでも、必要に応じて、顧客の同意を
  得ながら、属性を集めて満足度向上に役立てたいものです。

  この属性と、購入履歴、WEB訪問のログ、COOKIEデータを
  連携すると、更に満足度を高めるサービスを提供できるように
  なります。

  但し、COOKIE等を用いて情報収集する場合は、
  プライバシーポリシーは明確にしておきましょう。

  ■ 優良客を明確化し、区別化戦略をとる。

  ある程度、顧客データが整備できたら、次は区別化です。

  例えば、これまでの合計購入金額が、1000円の顧客と
  10万円の顧客に同じサービスを提供していませんか?

  優良客を区別化するには、データベースの整備が
  大きなポイントになります。

  全体の顧客データに対して、ある「条件値」を設定して
  「優良客」のデータを抽出、定義をしていきます。

  この条件値は各ネットビジネスによって異なります。

  その条件地に一致した顧客を「優良客」として
  区別化戦略を展開していきます。

  より貢献度が高い顧客を優良客として、区別化していくと、
  口コミ・紹介など、2次、3次効果も期待できます。

  ネットショップでも、「優良客限定セール期間」などの
  プロモーションがあってもいいのではないでしょうか?

  感謝の還元の意味も込めて行えば、継続的に貢献して
  くれる可能性がでてきます。

  これまでの貢献度が計測できていれば、そのような
  プロモーションも可能になってきます。

  これらの内容は、データを整備していけば、
  見えてくる事もあるのです。